ボトルに入れて
数年ぶりに読みました。
この文章を読んだ時、私は新卒1年目。
学生向けの文章であるけれど、卒業して半年しか経っていない私の何かをグサグサ刺すものがあったのを覚えています。
当時からスバルさんは、憧れの人であり、雲の上の存在でした。けれど、何度か主催するイベントにお邪魔したり、お酒の席で会う度に、気さくな少し年上のお兄さんだという事が分かりました。憧れの人であることは変わりないのだけれど、照れがなくなって、Facebookを申請したのは、3年前のことだったか。「木屋町で会ったら逃げろ」は正にその通り。
私は昔も今も、前を向かせるスバルさんの言葉が好きなようです。
そして私は、スバルさんがこの文章を書いた年齢に近づいている。まだまだだけど。数年後、こんな文章が書けるだろうか。分からないけれど、等身大の私の文章は残したいなと思います。
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時を同じくして、spicagraphさんのスライドを読みました。
「仕事の作り方」というのは、私もなんちゃってフリーランスの時期があるので、とても共感出来ます。「今の自分に出来る事」「続ける事」「続けてきたことがじぶんになる」、これは小さな制作会社に所属した今だからこそ、改めてよく分かる事です。会社→フリー→会社を経験してみて、自分が足りてなかったところがようやく洗い出せたというか。
「いつか」はなかなか来ませんよ
それはその通りなのです。だからこそ、今出来る事を続けねばな、と思います。「仕事は自分を作るもの」という事は日々の取り組み方も反映されるわけです。焦りやイライラもあるけれど、丁寧に向き合って返していける様にしたい。そんな仕事と向き合える様に、完璧じゃなくても、日々ゴキゲンでいたい。心掛けていきたいもんです。
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先日のお手伝いの中で「自分の中の『好き』を書き出して、客観視しよう」というワークをする学生を見ていて、今自分に足りてないのはこういう事かな、って思った。ものごとの原点は『好き』。それは立ち戻れる場所で自分の中の根っこなんだなぁ〜って。そういう気付き。消したとしても血肉になってる。
— KURA (@KurAruK) 2017年1月17日
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私は、自分の考える自身の気質的には、「裏でこそこそと裏方として暗躍してた方が良いでしょう」というノリです。そう考えてるけど、周りが評価する私の気質はそれと真逆なものです。でも裏の気質も表の気質も合わせて私という人間なのです。
周囲が考える自分と自分の考えが異なるのであれば、ちゃんと自分の考え残していかないとね、って事でこのブログが1年続きました。
「クラは、インプットが多い割に、アウトプットが出来てないんだよ。」
と言われ続けて9年目になったけれど、ブログが1年続いた去年は、今好きな事をちゃんと発信出来た様に思います。
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次の1年は、どれくらい自分の何を残せるだろうか。
「誰も見ていない」、であれば、私は自分の場で自分の何かしらをちゃんと発信するという事を大事にしていきたい。だって、数ヶ月前の自分が何をしていたのか、どんな思いだったのか、なんて事は日々を生き抜く中で忘れてしまっている。
ふと1年の軌跡を見返してみて、じゃあ次どうする?って事を考えられるのだから、少しでもブログを続けて良かったな、なんて思ってます。
というわけで、今日はこのブログを立ち上げた日なのでした。1年おめでとう。
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今は、見たい展示があるので、東京に来ています。いつまでこの活動続くんだろうか。上手くコントロールしていきながら、年2,3で展示オンリーで行きたいです、東京。7月に父親と現地集合現地解散フラグが立っています、東京。ちょっと今回展示に重点を置きたかったのと直前過ぎたからフットワークの軽そうな人にしか声かけれなかったよ、東京。諸々失礼致しました。
後、今年に入ってから、遠出をする時はPCを持たずに移動する事にしたいと思っています。でも書きたい物事がある時は持ち出して、やっぱり移動中に書いてしまった。仕事の時も仕方ないけれど。
それは、目の前の物事により深く集中したいから。PCからの雑念を取り払いたいから。不便さからどうやって知恵を絞り出すかを自分に課したいから。
今年は考える事も、手を動かしながら考える事も、「好き」な物に立ち返る事も、大切な様に思っている。
さて、次はどんな景色が見れるかな。今、私が見てる景色を、ボトルに入れてインターネットの海に流します。ボトルの中身を見るのかは、未来の私なのか、目の前のあなたなのかは分からないけれど、まぁ私は、昔も今も明後日の方向を見てる。だから、未来がどうなろうが、前を向くよ。そういう事。