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見聞きして考えた事を綴ってます。趣味です。

9月の旅:東京編

金沢の後は、東京へ移動する旅。
というわけで、今回は東京編。

 

バスタ新宿

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本当に久しぶりに夜行バスに乗って新宿に来た。
着いた場所は、コクーンタワーじゃなくて、バスタ新宿
バスターミナルと呼ぶにふさわしく、降り立つと各地方の方言が聞こえて来る。
日本だけど異国みたい。

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夜行バスを使って東京に来たの何年ぶりだろう。身体がバッキバキ。
近くに初めて泊まった漫画喫茶を見つけたので、シャワーを借りがてらに仮眠をとったり漫画を読んだり。 

7SEEDS(1) (フラワーコミックスα)

7SEEDS(1) (フラワーコミックスα)

 

だんだんシャンとしてきたので、身支度を済ませて、歩き出す。
新宿にいるのなら、目的地は一つ。
歩いていけると分かってから、ルートは頭に入ってるので、てくてく歩く。

 

オープンスペース2016 / ICC

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久しぶりに開館と同時にICCに入った。
長期間同じ展示をやっているからいつでもいいか〜と思っているとすぐに終わっちゃいそうになるのがICC、だと思っている。

平日の午前中ということで、人もまばら。全ての展示をゆっくりと見る事が出来た。これだから平日に美術館に行くのは止められない。

「still life」と「The mirror」は、精神が侵されそうな感覚に陥る。
「あなたは、翌日私に会いにそこに戻ってくるでしょう。」という作品は、自分が今、本当にこの世界、時空に存在するの?、という不安さを駆り立てる。

ICCに来ると、いつも不思議な感覚になるのだけど、今回はいろんな条件が重なって完全に酔った。30分ぐらい気持ち悪くて動けなかった。

 

そんな話をランチにお付き合いいただいた相手に話すと、
「うちの旦那さんも出展してたよ〜」と。
「そうだ、そうだ。前衛的すぎて、ちょっと分からなかったんですよ。」
なんて話す。

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いつものようにメトロを使って移動しようと思ったら、
「バスでも行けるんだよ〜!」
と教えていただいて、六本木ヒルズまでバスで移動する事にした。

 

宇宙と芸術展 / 森美術館

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宇宙と芸術展 | 森美術館

今回は入れた森美術館
ジブリ展は、金曜の午後にも関わらず長蛇の列が出来ていたため断念した。残念。

宇宙にまつわる諸々が展示してある。
入った初っ端から、曼荼羅が展示してあって、度肝を抜かれる。

撮影可能な作品が多くて、上図の「タイムピース」は、ぼーっと眺めてしまった。
個人的には、SECTION2-宇宙という時空間-のエリアが好き。
インスタレーションからコンピューターのピクセル画まで、内容豊富。

チームラボの展示は、綺麗だったけど酔う。この日は、酔ってばかりだ。

 

ルーヴルNo.9 ~漫画、9番目の芸術~ / 森アーツセンターギャラリー

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漫画という事で、気づけば会場に。

展示を見る前の導入ムービーがスゴく可愛い。
入る前のワクワク、期待感が高まる素敵な演出だった。

ルーヴル美術館をテーマにした漫画作品を見る度に、生きている内に一度は足を運んでみたいと思う。ルーヴルの今と裏側と過去を描いたそれぞれの作品は、まだ見ぬルーヴルに思いを馳せるにはちょうど良い。

荒木飛呂彦ゾーンは、どうしても注力して見てしまう。
実際にルーヴル美術館の裏側を取材したビデオも展示されていて、
「展示側も気合いを入れているゾーンなんだな。」という事がひしひしと伝わる。

酔った感覚が続いてたので、気持ちを落ち着かせるには良い展示だった。

 

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ふと外を見ると、絵に描いたような雲をした空とビル街が広がっている。
そう、ここは東京だった。

 

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夜は某所へ。お付き合いいただいた皆さま、ありがとうー、ありがとう。

宿泊先は、西小山に住む大学時代の戦友の元へ。
写真が残っていないのが残念なんだけど、西小山は下町感があって、思わず
「東京にもこんなところがあったんだ。」とベタな台詞を言ってしまった。

 

ポンピドゥー・センター傑作展 / 東京都美術館

京都で知り合った東京出身の友人にオススメされて。

1年1作家1作品、という展示の仕方が面白い。
絵画よりも写真やグラフィックデザイン的な作品に目を惹かれるのは、いつも通りなんだけど、彫刻作品にも目を惹かれた。
物体の力は強い。

写真を探したんだけど、何故だか残っていない。

 

木々との対話──再生をめぐる5つの風景 / 東京都美術館

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開館90周年記念展 木々との対話 | 東京都美術館 開館90周年記念サイト

今回、東京都美術館を訪れたメインの目的は、こっち。
twitterのタイムラインを見て気になってしまっていたのだ。

この写真の「ユリ」は、木彫なんです。
現地で見ると本物同然で、その精巧さに感動したし、館内に散りばめられた作品を見つける度にキャッキャしてしまった。
須田悦弘さん、覚えました。

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メインビジュアルにもなっている土屋仁応さんの作品は、最初に見た事もあったけれど、何度もなんども往復して見てしまった。

作品量が多い事もあるけれど、木彫の生き物達は、不思議な空気感を、目を惹くオーラを纏っている。実在する動物や架空の生物が入り混じった空間は、ここだけ非現実的で別の世界か何かだと思った。

他の3人の作家さんのパワーもありつつ、非常に満足した展示。

 

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その後、同行してもらった友人に、上野を案内してもらう。
蕎麦もラーメンもうどんも。麺が上下してた。
あれ、上野って、こんなにカオスだったっけ。。。?

 

土木展 / 21_21

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前回行かなかったので、今回は行ってきた21_21。

個人的に実際の工事現場で鳴っている音をサンプリングして編集した「ドボレロ」がツボ。
ボレロ」好きなのもあるけれど、「ドボレロ」って。。。

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シンプルで密度の濃いイラストは好きだし、目を惹かれる。

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等高線好きには、たまらない。
砂の盛り、掘り方によって、リアルタイムで反映されていて、無限に遊べちゃう。
掘ると湖になってしまうのが面白かった。

 

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次の目的があるので、日が暮れる前に新幹線で移動。

シン・ゴジラを見た後の東京駅だったからなのか、「あ〜ここ壊されちゃうのか...」なんて考えるとゾワゾワしてしまった。

それにしても、今年は、いろんな東京の歩き方を教えてもらってる。
現地にその地で暮らす友人や知人が増えたからかな。
自分に無かった視点が増えて面白い。

 

というわけで

今回の東京でお付き合いいただいた皆さま、ありがとうございましたー!
年内、もう行かないと思ってたけど、11月に2回行きます。笑う。

 

===> 名古屋編に続く。