裏の裏の裏の
例えば。
こちらの向きが得意だとする。
なんとなく描き込もうと思ったけれど、手が動かない。HBの鉛筆が進まない。消そうにも消しゴムが見当たらない。
ん〜、じゃあ見方を変えよう。
裏返してペン入れをする。消そうにも消す物はない。一発勝負のドローイング。そしたら案外綺麗にまとまる。
こっちの向きは、本当なら不得意なのに。
日常的に今やってる事が不得意だとしても、見方を変えればとても得意な物事に見える。
今までやってきた事、そして今やってる事に意味の無いものなんて無い。
詰まったら見方を変えてみる。そしたら少し楽になる。何事もそれの繰り返しだという事だ。
そういう事を、絵を描く事で分かっていたはずなのに、久しく忘れていたのは描かなくなったからか。
過去の自分から学ぶべき事がたくさんあるし、周りからも学ぶべき事がたくさんあるから、まだまだ知らない事でいっぱいだなぁ、なんて思う。
裏の裏の裏のは、裏か表か。
いや、表でも裏でもどっちでも良くて。
そこにそれがある、という事でしかないのだ、本当は。
# iPhoneで適当に撮影していたものをスキャンして改めて再掲しています。