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見聞きして考えた事を綴ってます。趣味です。

あいさつ

外国語を覚える時は、毎回「あいさつ」から覚えている。

その国の言葉をきちんと話せなくても「あいさつ」は、ちゃんとしておきたいからだ。

 

所用があり、ドイツ語を調べていた。

 

初めて覚えたドイツ語は「Guten Morgen(おはよう)」。

語呂が良かったのか、覚えたての頃、よく家族に向けて使っていた。ハマっていた。

私は覚えた言葉があると、すぐ家族に向けて言っていたのだ。

 

そんな思い出を振り返りながら、「いただきます」と「ごちそうさま」を調べてみる。

ドイツ語には、無いらしい。

 

「いただきます」は、近い言葉として食事の前に一緒に食事をとる人同士で、「良い食事を」と言い合うものがある。

「ごちそうさま」は、作ってくれた人や招待してくれた人に感謝を伝えるのがドイツ流。

「Mahlzeit(マールツァィト)」という言葉を言い合うそうだ。

食事の時に使う「hello」みたいなものらしい。

 

そんな情報を得てみて、「あいさつ」は誰かのために使う言葉なんだなぁ、と改めて思う。

そこに誰がいなくと、見えなくとも、誰かは必ずいるのだ。

だからこそ、「あいさつ」は輝く。

 

私は、「ごちそうさま」と「ありがとう」は必ず言うようにしている。

それは目の前の相手に対してだけでなく、全てがそれに詰まっているからだ。

「あいさつ」は簡単だけど全てがあるなぁ、なんて思ってみるのだ。