帰省してました
3年ぶりにお盆の時期に実家に帰省しました。
自然豊かな鳥取の景色をご堪能ください。
# 相も変わらず長いですよ、っと。
鳥取砂丘
鳥取と言えば、まずここでしょう。
「ポケモンGOが出来る!」って聞いて義務的に行ってきた。
通常、地元民は、「夏の砂丘に行く奴は馬鹿 / 阿呆」だと思っている。
私も今まで生きてきた中で、気候の良い5,6月か残暑から秋に移り変わる9月頃にしか行った事がない。
まぁ、何って暑いんです。
準備もせずに行くと、全身焼けたり、脱水症状起きたり...兎角、舐めてかかってはダメで。
「じゃあ、冬はどうですか?」と聞かれると、鳥取は実は豪雪地帯。
なので、雪化粧の砂丘を見る事が出来る。
とは言え、寒い時は氷点下になるおで、道路が凍っていたり、行くまでの道のりは割と危なかっしいし、行ってはいけない、と。
まだ、その白くて綺麗な姿を肉眼でお目にかかった事はないんですよね。いつかちゃんと見たいもので。
そんな砂丘への思いもありつつ、真夏の砂丘に自分が行くとは思わなかったわけで...。
「生きて戻ってこいよ☆」って言われてAM6:30に連れて行かれるwith従兄一家。
ポケモンGO効果なのか、めっちゃ人がいる。
見ない光景、少し異様。
朝の砂は、思ってる以上に冷んやりしていた。
事前に両親から話を聞くと、この数日は朝夜が涼しい気候のようだ。
さすが、砂国というべきかな。
久しぶりに、裸足で、広大な砂地を歩く。
冷たくてサラサラして足をとられる。思ったように前には進まない。
2年前の6月にパラグライダーをしに行ったけど、それでも裸足にはなれなかったな。火傷しちゃうから。
トータル2時間ほどいたのだけれど、時間が経つに連れて温かくなっていく。
熱くなる一歩手前。変に気持ちいい。
「砂丘でサンドGETだ!」と思ったんですけど、メノクラゲやん...
後日、地元で再開した大学先輩(AM5:00に砂丘入り)や幼馴染(PM10:00に砂丘入り)に話を聞くと、砂丘でパウワウやプリン、ロコンが出たとか。
良いなぁ、時間帯にもよるのかなぁ。
それにしてもスマホを片手に砂丘を歩く人は多かった。
OCEAN
小学生の時に登るのが苦痛すぎた馬の背の頂上。
鳥取の小学生は遠足で行くのです。
大人になってから登ると別に苦ではないのな〜。道程が軽い。
帰省の度に毎回行っているかと言われるとそんな事はない。
途中、従兄一家と別れて一人で散策したけど、 一人でも複数人でも楽しめる場所です。但し、体力は削られるので、前後の行動にはご注意ください。
# お盆だったので、お墓参り後によく寝た。
植田正治写真美術館
少し足を伸ばして県西部へ。目的は、植田正治写真美術館。
8年前に友人を訪ねて、中国地方一周旅行に行った以来。
当時、青春18きっぷを使って、どこまで行けるんだろう、という実験をしてて、駅から1時間かけて歩いて向かった記憶がある。若い。
今回、そんな体力も時間も無いので、幼馴染と共に車でデスドライブ。ゴ/ー/ル/デ/ン/ペ/ー/パ/ー万歳。
鳥取は車で移動するのが吉です。本当に。
午前中に到着したものの生憎の雨。
18年間、この地で過ごした身からすると、鳥取は、曇りや雨の時が多い。
写真美術館なだけに、どこを切り取ってもフォトジェニック。
中の展示は、もちろん撮影NGなので、是非現地で。
8年前に行った展示。懐かしい。
珍しいカメラがたくさんあって興奮した思い出あり〼。
この美術館の名物スポット。
分かりにくいけれど、ステッキを持ってます。
雨だけど、モノクロームカッコイイ。
後ほどまとめるけれど、大山を3時間ほどウロウロしていたら、雨雲が晴れて快晴に。ジメジメした空気からカラッとした気候に変わる。良い天気 is 最高。
山の麓を下りて、ふと見ると綺麗な伯耆富士が見えたわけで。
# 大山は別名、伯耆富士、とも呼ばれています。
どうしても先ほどの名物スポットで写真を撮りたくなった我々は、車を走らせてもう一度美術館へ。
ダメ元だとしても
「やっぱり断られたよね〜」って旅の思い出になれば良いよね〜
って。
はい。
ちゃっかり撮らせていただきました。
本当にスタッフさん、ありがとうございます。
当時、受付に立っておられたお姉さんが我々の顔を覚えていたのが吉...。
これは、私たちの中でキットカット事件として、語り継がれるでしょう。
本当にありがとうございました...!
※ 本当にスタッフさんのご好意によるものなので、良い子は真似しないでください。 ※
色鮮やかな逆さ大山最高でした。
大山
大山付近で行きたい場所があったのだけれど、
GoogleMap先生が上手く機能してくれなくて、2時間ほど山の中を彷徨い続けた。
大山といえば、スキー合宿。"雪山"というイメージが強い。真夏に行くのは初めて。
というわけで、今、帰省2度目の国立公園です。
幼馴染から渡される"写ルンです"。君は20年前から行動が粋よな。
夏休みの宿題撮影開始。
夏の大山良いです。
ぁ、写ルンです、現像しなきゃ。
HUT
「大山付近で何かご飯を食べたい」
「出来たら普段行かないようなところ」
「そういえば大山に洒落たカフェがあると聞いて」
「そういえば後輩が大山に洒落たカフェがあると言っていて」
私の記憶を辿りつつ、デザイン事務所勤めの幼馴染は後輩に連絡をとりつつ、
ようやく辿り着く。
ふと、私の頭の中で、パズルがカチッとハマる。
私は以前に、知人の本屋店主からこんな本を紹介していただいた。
鳥取市内に住んでいた身としては、「うわぁ〜よくあんな山奥に住むなんて...!」と思っていたけれども、その本に記された家族の姿はなんとも楽しそうな事。
東部の人間としては、西部には用事が無いといかないのだけれど、大山久しく行ってないし行きたいな〜と。
というわけでパズルがはまって、念願が叶ったわけだ。
ANAN COFFEEこと、イケメンのアナン君がいれるコーヒー。
この日は、大山の水を使った氷と果物をたっぷり使った自家製シロップでカキ氷を食べるっ!
美味しすぎる...!
良い場所でした。また行きたい。
鳴り石の浜
京都に鳥取中部出身の友人がいる。
大学を卒業してから仲良くなった彼女と話をしてみると、まさかまさかで、繋がる繋がる。
そんな彼女から教えてもらって、初めて存在を知った場所。
鳥取の砂浜は砂地しかないと思ってたので、こんなに丸い石が敷き詰められた地帯があるの...!!、って思いで終始感動してた。
自然が成せる業なのは分かるけど、大山の影響なのか、どうなのか。
教えて、地形に詳しい人。
海に足をつけようと思ったけど、フナムシが大量発生していて、それどころではない。写真に写らないぐらい奴らはいた。
まぁ積みます。
海岸沿いには、向日葵畑。一面向日葵🌻達成!
不思議な空間だった。あぁ、少し足を伸ばせば、こんな風景があったんだ。
白兎海岸
神話の伝承地とも言われるこの場所。
幼少期に亡き祖父と夏休み旅行に来ていた従兄によく連れて行かれた。
絵に描いたような夕焼けと綺麗さ。(未加工)
私は、この日本海の、赤く燃える夕日と相反する真っ青な海が好きなんだなぁ、と思った。
未だに日本海の印象が強いし、そんなに他の海を見た事がない。
今年の4月末に見た瀬戸内海の穏やかさも良かったけれど、この色鮮やかさには代え難いんだよなぁ。
幼馴染は岡山住まいなんだけど「瀬戸内海ではこの色は見れないし、海も砂もこっちが好きなぁ。」だそうで。なるほど、やっぱりな〜。
砂浜をはしゃいで駆けても、気持ちが良くて鼻唄を口ずさみながら歩いても、良いわけで。
足にジャリジャリした砂が絡み付いてとれない。
本来ならサンダルを履いていくべきだけど、この日はスリッポンを履いて移動していたので、靴に砂利をつけたくなくて、裸足で車道を歩いた。
この、夕方から夜に移り変わり行く時間帯の車道は生暖かい。
久々に裸足で車道を歩く。歩くと砂利が落ちていく。アスファルトから身体に熱が伝う。足が傷つきそうになるけど、この感覚には代え難い。
そうだ、これが私の好きな海だった、って事を思い出した。
白兎海岸といえば、白兎神社が近くにあるのだけれども、時間帯は逢魔が時。
「こんな時に行ってしまっては、帰ってこれなくなるかもね〜っ。」
と幼馴染がつぶやき、私達は家路についた。
山陰は神話の里。
幼い頃から地元のおじいちゃんおばあちゃんにドヤされてた考えは根付いてたりもするのだ。
これ、いい。
お盆を実家で過ごして思ったこと
私には、一回り年上の従兄がいて、祖父母が生きていた頃は、毎回夏休みの度に遊びに来ていました。
大きくなるに連れて、関西から親友と二人で赤いミニクーパーに乗って遊びに来ていた従兄が羨ましくもあり、「都会はもっと遊ぶところがいっぱいなのに、なんで夏に鳥取に来るのかな〜」と当時10歳ぐらいだった私は思っていたのです。
# 従兄は今も昔も相当車好き。
陸の孤島で18年間過ごしていた身としては、とても退屈な日々だったので、なんでかなぁ、と。純粋に。
大学時代は、いつでも帰省出来たので有り難みが分からなかったんですが、ここ数年の転機で、田舎に実家がある事って有り難い、って思う。
有り難いと思いつつ、自身の性質上、腰を据える気は無いのだけれど、
「帰る場所があって良かったなぁ、私はこの景色を見て育ったんだなぁ。」
と思うと感慨深い。
地元に友人は、ほとんど残っておらず、皆、県外に出ていて、
残ってる同級生との関係性も絶ってたり疎遠になってるんですが、
たまにこうしてお盆の時期に幼馴染やら当時の友人・同級生に再開して、
あの頃と変わらない感じで一緒に遊んでくれるのは楽しいもんだなと。
「なんだか地元の良いとこ再発見してますよね」って話になるわけで。
10歳の時に交流の会った人達に出会うと、17年ぶりに楽しい記憶が戻ってくる。
暗黒の中2病時代(13-17歳まで本当に生きづらかった)は、
本当に消し去りたい過去だけど、まぁ、あれも私なんだ。
地元にいた時、いろんなものを楽しめなくて、
THE青春はしておらず、本と絵と漫画と映像と音楽の創作の世界に籠もっていて、
二次元にしか希望を見出せなくて、それこそ灰色の日々だったけれども、
この年で昔の仲間と遊べるの面白いなぁ、と思った。
はぁ〜〜〜田舎だなぁ。
秋前だったけど、梨も冷えてたなぁ。今度は窯元とか巡りたい。
こうやって綴っているけれども、
私はこの土地で18年過ごし、それに耐えきれずに京都に来て居座っている人間です。
知人が「なんもないのに全部ある」言っていた。
その場所は人によって異なるけれど、私にとってはこの土地かもしれない。
生まれた土地とは、この距離感で接しているのがちょうどいいのだ、と。
今は思うわけです。
今回の帰省のきっかけになったコンテンツ
6月中頃にこのサイトを見て無性に帰りたくなったので、今回のお盆は実家で。
改めて自然豊かな地で育ったんだな、と。
後、見覚えのある字面過ぎて勝手に恥ずかしいです。どうにかなりたい。
総括:なんかいろいろスッキリした
とりあえず2016年下半期まだまだ途中ですが、
この帰省やら3,4ヶ月の出来事を振り返ってみてしまって。沁み沁み。
言われて嬉しかった事は「あなたの周りには素敵な人が集まってる」でしょうか。
私と遊んでくれる友人や知人の皆さんは、
「ぇ、なんでこんな人材が」
「絵に描いたような良い奴か!」
「なんで君はそんな事してるのwww」
みたいな人達ばかりで、どこかネジが外れてて面白さがある。
そして毎回、遊んでくれたり話してくれて、ありがとー、って思ってます。
少なからず貴重なその人の一瞬を奪っているのですから。
だから、好きになった人達や仲良くなった人達は、誰一人嫌いになれない。
余程、自分の中で本当に嫌だったり許せない事をされた人に関しては、露骨に態度に出るし、諸々丁重にお断りしてます。喜怒哀楽が激しいのは重々承知ですとも。
いや〜とは言え、そんな簡単に嫌いになれないのです。そこも含めて好きなのですから。理想論のようだけど、そう思う。
「...というわけで、君は20年前と変わらない社交的な根暗なんよ。」
と幼馴染に言われてまとめられた帰省でした。
いや〜純粋に楽しかった。
子どもっぽいかもしれないけど、自分が楽しんでないと良い事なんか生まれない。
そんな体験を今後もしていきたいですね、と切に願ってやっていきたい。
そして私は、いろんな人の言葉で成り立っている。
それを全部受け止めてやるかどうかは自分次第なんだけど、自分の中で「これだ!」って思ったものに関しては、有言実行したいタイプなので、念願の初・北陸を果たしたいわけです。
そんなわけで、待ってろ、Orphe!金沢女と見に行ってやる!