息の抜き方
7年来の付き合いのある友人から連絡があった。
一つ下の彼女は、大学の後輩であり、新卒時代での後輩でもある。
職種も近しく、先輩後輩という関係性だが、家が近所という事も相まって、気軽に誘える友人の一人だ。
仕事にしろ、日々の動向にしろ、好きな物事にしろ、何でも話せる存在と言える。
代休が溜まった彼女は、今、思いきって一週間ほど休みを取っている。日々忙殺されている状況を緩和するため、状況を整理するためとの事。そんな中で飲みに誘われた。
まぁ、それは行くしかないでしょう。私は二つ返事で引き受ける。
彼女は自分の愚痴を聞いてもらうために私を誘ったのでは無いのだから。
仕事終わりに彼女と会う。
話をしていくと、過去の自分とダブって見えてきた。
現状に満足出来て無さ。もっとスキルアップしたい。仕事量の多さ。人間関係。考えれば考えるほど負のループに陥る。寝ても覚めてもそれしか考えられない。
私もそうなってしまった過去がある。学生時代も含めて何度か繰り返した事がある。私は目の前の彼女を通して、過去の自分と、昨日までの自分と向き合ったような、そんな思いがした。
そんな時、助けてくれたのは、いつも誰かの助言や行動だった。
それは一つ、話を聞く事かもしれない。
お酒が入らないと話せないのであれば、それもありだと私は思う。*1
それは一つ、美味しいものを食べに行く事かもしれない。
甘いものでもラーメンでもお肉でも、美味しいものを食べれば満たされるのだ。
それは一つ、趣味に没頭する事かもしれない。
イラストを描く、音楽を奏でる、映像を見る、ゲームをする。
それは一つ、癒しを作る事かもしれない。
猫沼に堕ちても良いと思うんです。それで笑顔になれるのであれば。
「ちょっと息を抜いてみようよ。」
「息の抜き方、を忘れないでおこう。」
「人目を気にせずに、自分が"らしく"保てられる状態やきっかけを作りな。」
そんな事を会話を聞きながら思って伝える。これは、自分の経験に基づく言葉でもあるし、過去に助言をくれた人達の言葉でもある。
もしかしたら、過去私にアドバイスをくれた大人達や友人達もそうだったのかもしれない。話しながら「じゃあ、自分はちゃんと出来てるっけ。どうなんだっけ。」と自分に整理をつけていたのかも。せっかく自分に頼って聞いてくれたのだから「ちゃんと目の前の相手に返さなきゃ」と。
あくまでも推測で、希望的観測なのだけれど。
それでも私は、その行動に幾度となく助けられているのだ。
「次の日、空いてる?」
私はかつて友人がやってくれたように、翌日彼女を銭湯に誘った。
その友人は、地元に戻ってしまって、会うか会わないかの関係になってしまったが、私は友人の「息の抜き方」を彼女と共有する。
友人はどれだけ仕事が忙しくても、ストレスが溜まっていても、週1の銭湯を大切にしていた。
私が視野狭窄になっていた時、友人に誘われて、銭湯に行った。
「お風呂一つで何が変わるんだろう」と思っていたけれど、伸び伸びと湯船に浸かって、お風呂上りに瓶で牛乳を飲むのは、やっぱり気持ちいいし、さっぱりする。
サ道は侮ってはいけないものだ。
要するに「余裕」を作れという事だ。
自分にとっての「余裕」「落ち着き」「らしさ」。
それは、「ある」と「ない」で大きく違う。
「ある」と自分を助けてくれる。「ない」と自分に追い打ちをかける。
時を同じくして、会社のMTGで、知人である鍼灸師さん*2をお呼びし、
「健康」と「コンディショニング」について考えるセミナーが行われた。
セミナーの中で、スタッフ間で『自分にとって最も「健康」だと感じるポイント』は、ということについて発表し合った。
発表に至るまで、ちょっとしたワークを行う。
自分の中で4つ「健康」だと感じるポイントをあげて、取捨選択し、自分にとってこれだけは譲れないと思う「健康」ポイントを決めるのだ。
「ご飯が美味しい」
「心の底から笑える」
「趣味の時間が持てる」
「家族との時間が取れる」
「マッチョになる」
「整っている」
人によってポイントは異なる。
私は、どれも捨てがたかったけれど、これが自分にとっての「健康」ポイントのようだ。
「寝起きがスッキリ」
スッキリしてない時は、何をやってもダメな気がする。ご飯は美味しくない。会話は弾まない。これじゃダメだ。
一つ、これは自分の中の基準軸なんだな、と自覚出来る良い機会になった。良かったよかた。
じゃあ、スッキリするために、日々何をしていくのか。
どうやってリズムを整えて、どうやってスパイスを加えていくのか。
その中で「息の抜き方」を知ってる知らないは、大きく違うものだなと、思うのです。
ちなみにこのブログを書く事も私の「息の抜き方」の一つだったりする。
思考が凝り固まってしまった時は、ふと立ち止まってみよう。
それは「ピンチ」なようで、跳ね上がるための、改善するための「チャンス」だ。
「これは神様がくれた休暇」
~~~ ( 以下駄文 ) ~~~
# 実は長年RSFだったりする。5人それぞれが紡ぐ、言葉と音楽の掛け合いが好きなのだ。
# なんだけど、最近思考が変わってきたのか、10から全く購入しなくなってしまった。PVは見てるけれどアルバムやDVDを購入するまで至ってない。
# 20thのコンプリートボックスも持ってるし、何度かライブにも足を運んでる。武道館で森三中黒沢さんが踊ってるのも、トータス松本さんがギター片手に歌いながら登場してきたのも見てました。いえーい、最高ですよ、武道館。京都音博に初めて行ったのも彼らが出るから。「DVDに収録されたこのライブ行ってるわ〜」は何度かある。1ツアーで2,3回は行くほど追っかけてました。
# それぐらいファンなんだから全部買いたいところなんだけど、今はそんな気分じゃない。ライブも特に行こうとは思わない。彼らの方向性と私の思考が合わなくなってきた。それだけの事。
# それでも彼らが嫌いというわけでなくて、
「満足しないからこそ広く 進化続ける5人だ」
UNDERLINE NO.5
# なので、今後も見てるだろうし、自分の中で「うわ〜っ!見に行きたい!!」って盛り上がれば、また関わるんだろうな、と思う。
# ちなみにライブは、エンタメ感抜群で最高です。4MCと1DJの織り成す掛け合いはライブでこそ発揮されるというか。箱でウェイウェイなライブは、元気がある人が行きましょう。ダンスフロアを盛り上げるあれが彼らの真骨頂には違いない。けれど、地方ホールで、時には座ったりだとか、音の響き方が綺麗な様を見てる方がやはり個人的に落ち着いて好き。STARの立体装置とか、マタ逢ウ日マデの玉転がしとか、地方ホール好きです。バックにオーケストラを従えたWonderfulは本当に最高でした。
# 個人的には、Journey辺りが一番好きなんだけど、中高時代に流行ったメジャーナンバーは歌えるし、知人集めたらRIP縛りのカラオケは出来る。朝までSuper Shooterを歌ったのは、何の打ち上げだったかしら。
# というわけでRIP SLYMEが好きです、という旨をここに記します。
## ちなみに今、一番行きたいライブはMETAFIVE。2016年最初で最後に行くライブはPerfume。
## 地元を出てから年々行きたかったアーティストのライブに行けてる*3から年1で見に行きたいアーティストを見れるように出来たら良いなぁ。
## 個人的に死ぬまでに生で拝みたいライブは、サザンオールスターズとB'zと宇多田ヒカルと椎名林檎とペトロールズとレキシ。あとは、たまに浴びるようにジャズやクラシック聴きたい。洋楽はあまり分からないのだけれど、雑食過ぎるから減らしていきたいなぁ。