kuraruk.blog

見聞きして考えた事を綴ってます。趣味です。

新しい物語

本を捲るように進んでいけば良いのだと。

新しい巻に進めば良いのだと。

そう言ってるような夏。

 

成長は寂しさもあるけど、それを止める義理はないのだ。

ただ、あるがままに廻るのが、摂理のようにも思うから。

綺麗な猫でいて欲しいな、なんてね。

過去と今と未来と #2 〜やらない後悔より、やった後悔を。

「後で悔いる」と書いて「後悔」。

「悔いる」
自分のした行為について、まちがいや悪い点があったことに気づき、残念に思ったり反省したりする。後悔する。

うん。結局、後悔だ。
いつも、その時のターニングポイントを振り返って、残念がるものだ。
「何故、あの選択をしなかったのだ。あの手を振り払ってしまったのだ。」
と。

今、私は、そういったターニングポイントの上にいて、過去の自分が立てたマイルストーンの上にいる。

別にやらなくても良いことなのだ。
過去の自分が立てたもので、本来ならば勝手にさせておくものなのだ。
勝手に出来上がったものを「ぉ〜出来たね。良かったよかた。」と言ってしまえば、それで良い物事でもあるのだ。

それでも私は、関わる道を選んだ。
そしてその道中で、この文章を書いている。
おそらく末を見届けた時に「何故、あの手を取らなかったのだろうね。」と目前で言う未来が嫌なんだと思う。
ただそれだけなんだろう、と思う。

「あぁ、あの時、何であんなに言い合ったのか分からないけどさ。楽しかったよ。ありがとう。」

その言葉を言えたら、本望だ。
そして過去の後悔を、向き合える今で消化している。

やった後悔をしよう。その気持ちだけで、賽は投げられたのだ。
駒は進んでいく。
立ち止まる事は、過去の自分が許さないだろう。未来の自分が良い顔をして泣けるように、今の自分が遂行していく。
そういう過去と今と未来の関係で良いんだろうさ。と思いながら、目をつぶって、目的地へ向かう。

 

# もし、未来の私がこの文章を再読するとしたら、きっと私はまた迷ったり立ち止まったり悩んだり病んだりしてるんでしょう。
# でも、今の、これを読んでる未来の私の心のままに進めば良くてね。
# つかれた時は休まないと、さらに未来の、明日の私は、動くことすらできないから。
# 過去の私達というのは、今よりも、もっと横暴で、何かを今の私達に押し付けようとするんだけど、全てを選ぶ必要はないから。
# ただ、私達は、今の私達はこう思ってたりするんだけど、それを踏まえて未来の私が新しい道へ進む事を望んでるの。
# 不安要素や心配事も増えていくんだけど、そこに集中しちゃうとマイナスに転じるだけだから。
# そうならないように、前を見て、楽しむ活路を切り開いていきなよと。
# 今の私は、ここに記しておくから、安心して眠ればいいんじゃないかな。ね?笑

表裏一体

私は良くも悪くも裏表が無い。
自覚もしてるし周囲からも言われる。
この長年付き合いのある性質は、一生変わらないだろう。
素直で率直。言葉よりも顔を見た方が早い時もある。ただの正直者だ。

その裏表の無さを含めた私の気質は、特異なものであり、
ロールモデルのなさに困りつつ、
「他と一緒もなぁ」なんて身の程知らずの言葉を心の中でつぶやく。

1年に1度、そんな私の事を見透かした人に会う。
本当に的確に、表裏一体の先にあるものを、掴むなり、言葉で表す人が現れるのだ。
数年に1度のような感じだったけれど、コンスタンスになってきた。

それは表裏一体の先が分かりやすくなってきたのか。
はたまた、覆っていた幕が薄くなったのか。
変わり続ける自分が、理解されるステージにきたのか。

私は、5年前、AM2:00、仙台で、泣かされたことがある。
言い方があれだけども、最早ネタなので、泣かされたと表現したい。
本音と共に、表裏一体の先を見事に掴まれ、私は耐えかねず人目も気にせず、泣きながらお酒を飲んでいた。

5年経った今、正直、何を言われて泣いたか、思い出せないけど
本当は気にしなくて良いことを、気にし過ぎていたように思う。
ちっぽけだけど、でも重要だったように思っていた事。狭窄された世界での発想だ。

先日、久しぶりに、そんな彼らに会い、「手の届かない場所に入ってしまったなぁ」と思った。
でもそんな事はなくて、飲んで最悪な昔と変わらない彼らであった。
根っこは一緒。何も変わってない。尊敬すべき偉大なお兄ちゃん達と弟分。
「そんな事は無いよ。全然変わってないよ。」「えぇ皆さん、愛すべき最悪っぷりですよ。」

今でも、ほぼシラフの状態で付き合って、始発で見送った私を褒めたい。
私も昔と変わらない。
少し変わっていて、何かと何かを繋ぐ事が出来る、よく分からない根暗で、明るい性分だ。
どんなにめんどくさい、と思っていても、無事に見届ける性分だ。

昔からあるものもあれば、今も変わっていく。
そして、それは、表も裏も、一緒になって変わっていく。
昔から一緒で、そして変化し続けていく私。

「表裏一体」
このカードを持つものとしては、変化なんか恐れてはいけないのだ。
まだまだ変わっていけるのか。止まって小さくなってしまっては意味が無い。

「有言実行」のカードを持つ人達に感化された身としては、
過去の自分との約束を果たさないといけない。
きっとそんな2017年後半への布石なんだろう。