過去と今と未来と #5 〜本と会話
この本を実家に置いてきた。
献本のような形でいただいたもので、本来手元に置くべきかもしれないが、何か実家にいる両親に響けば良いなと思って。
この本の中で、糸井さんが「過去」「現在」「未来」を綴った節があり、自分の考えと非常に近しく、なんだか嬉しかった。
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「ちょっと高級なクラちゃんだね!」
「あぁ。ちょっと高級なクラだなぁ。」
「えぇ。。。ちょっと高級な私ですね。」
オーダーメイドのワンピース。
生地はタグに付けられた数種類から選ぶ事が出来る。
そのタグに値札は貼られていない。
値札の無いワンピースほど怖いものは無い。
ただ、私を含めた3人とも、私に似合ったゆるっとしたワンピースがある、と認識していた。
自分でも着ていそうな、かつ人から見ても着ていそうだね、と言われるものに久しぶりに逢えた。
オレンジ色の洋服以外で。
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実家にいると、何故かいつも以上に眠れる。
私は睡眠が好きだ。
自分の枕でないと眠れなかった人間は、いつでもどこでも眠れるようになってしまった。
その反動か、いざ自分が多くの時間を過ごしていたベッドの上で何事もない状態でいると、いつも以上に眠ってしまう。
枕と布団に身体が貼りついたような、そんな。
睡眠は、夢の世界へ誘う。
夢とは「過去」のパーツを寄せ集めた「現在」とたまの「未来」だと思う。
ある種の希望であり、警告だ。
さすがに連続で死ぬ夢を見るのは、怖いけど、吉夢扱いされているので、前に進むしかないのですよ、こればっかりは。